累計発行部数1億部を超える大ヒット漫画を原作にしたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が16日、初日を迎えた。今年最大の注目作とあり、入場数を50%に制限してきたシネコン最大手のTOHOシネマズは全席販売に踏み切り、東京・TOHOシネマズ新宿では全12スクリーンのうち11スクリーンを使って1日で42回上映するなどフル回転。コロナ禍で苦境の映画業界にとって起爆剤となるか注目される。
新型コロナウイルスの影響で多数の大作映画の公開が延期される中、社会現象となっている「鬼滅の刃」の劇場版がロケットスタートを切った。
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この日、全国403館で公開されると、各劇場には早朝からグッズを求めてファンが殺到。出勤前に午前7時から観賞した東京都内の会社員、伊藤多実子さん(40)は「5時起きで来ました。面白かったので早く続きが見たい」と大興奮だ。
同作は、鬼に家族を殺された少年が、鬼と化した妹を人間に戻すため壮絶な戦いに挑む物語。電子版を含むコミックス累計発行部数は1億部を超え、歌手のLiSA(33)が歌うアニメ版の主題歌「紅蓮華」も大ヒットとなっている。
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