福島県で誕生した男性4人組ボーカルグループ、GReeeeNが特別企画で紅白のステージに“初お目見え”する。
NHKホールから現在放送中の朝ドラ「エール」の主題歌「星影のエール」を歌唱する。コロナ禍にある全国の朝に安らぎと希望を届けている歌で、今年の紅白のテーマも「今こそ歌おう みんなでエール」。本編ドラマは今月27日に最終回を迎えるが、お茶の間でおなじみとなった♪愛する人よ 親愛なる友よ 遠くまで 響くはエール、の歌詞は新年を迎える直前にぴったりだ。
メンバー全員が歯科医で、2007年のデビュー以来、医療と両立させるため顔を伏せて活動してきたが、今年8月に同局の音楽特番「ライブ・エール」で、メンバーの人影がゆらめくAR(拡張現実)の映像で歌唱して話題になった。通常のライブでも映像を使うなどしており、「紅白も何らかの映像パフォーマンスを駆使したい」と担当者は意気込んだ。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
この日の会場では“星影”ならぬ4人の等身大の人影パネルが用意され、メンバーのHIDEが音声でメッセージ。「歴史ある紅白歌合戦に出演させていただけて、うれしい気持ちでいっぱいです。来年は東日本大震災から10年を迎え、(被災地の)福島で結成した僕たちとしては、このような年の紅白に出演できることが感慨深い」と万感の思いを伝えた。
その上で「来年は(コロナ禍という)長い夜が明けて、美しい朝が迎えられるよう、音楽でエールを届けたい」と宣言。医療従事者兼歌手というメンバーならではの感動的なステージを見せてくれそうだ。
さらに作曲家、古関裕而さん夫妻をモデルにした朝ドラキャストの援軍にも期待がかかる。俳優、窪田正孝(32)演じる主人公の妻でヒロインの女優、二階堂ふみ(26)が紅組司会を務めており、夫妻で曲紹介などすれば盛り上がることは必至。
また、歌手役の山崎育三郎(34)は、全国高等学校野球選手権の大会歌「栄冠は君に輝く」を劇中で歌唱しており、何らかの形でオファーがありそうだ。同曲や「長崎の鐘」など古関さんが作曲した名曲をキャスト陣が合唱する“サプライズ”も注目される。