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28日午前5時35分ごろ、茨城県の鹿島港の港口付近で遊漁船と貨物船が衝突したと第3管区海上保安本部(横浜)に通報があった。鹿島海上保安署などによると、遊漁船「第5不動丸」が転覆し、乗客10人と乗組員2人の計12人全員が海に転落した。いずれも救助されたが、乗客の東京都の男性(46)は搬送先の病院で死亡が確認された。山梨県の男性(61)ら20~60代の乗客4人は骨折などのけがをして病院で手当てを受けた。他の7人は軽傷。
海保によると、貨物船は広島市の「はやと」(498トン)で、貨物船の乗組員に負傷者はいない。巡視船やヘリコプターが出動し、救助活動に当たった。事故の状況を詳しく調べている。第5不動丸が所属する地元漁協によると、不動丸は出港して間もなく、貨物船が入港してくる際に衝突したという。漁協の男性は「普通は衝突しないように止まるので、こういう事故は起こらない。視界も良かったはずで、何があったのか情報収集をしている」と話した。別の釣り船に乗っていた男性は「海保の船のほか、他の遊漁船も集まり、サーチライトで海面を照らして捜していた。絶対に起こってはいけない事故だ」と述べた。
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