米大統領選でトランプ大統領(共和党)が敗北した東部ペンシルベニア州を巡り、連邦最高裁は8日、州当局によるバイデン次期大統領(民主党)の勝利認定阻止を図った共和党側の申し立てを退けた。米主要メディアが伝えた。ワシントン・ポスト紙によると、選挙結果を覆そうとするトランプ氏側の法廷闘争で、連邦最高裁の判断が示されたのは初めて。
保守派判事が多数派を占める最高裁でも主張が認められず、トランプ氏には打撃となった。11月3日の大統領選は、連邦法で各州などに対し、今月8日を期限に再集計や係争を解決し選挙結果を認定するよう規定。期限の8日を迎えたこともあり、結果が覆る可能性はさらに低くなった。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
14日には各州当局が認定した選挙結果に基づき、州ごとに割り振られた選挙人が投票、バイデン氏が正式に選出される。(共同)