映画「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督(89)と女優、倍賞千恵子(79)が18日、京成電鉄柴又駅ホームで行われた同作特別装飾のオープニングセレモニーに出席した。
東京・葛飾区柴又は渥美清さん(享年68)演じる車寅次郎の地元。同駅の特別装飾は昨年誕生50年を迎えた同シリーズの記念プロジェクトの一環で、寅さんと倍賞演じるさくらのシルエットをあしらった駅名看板などがお披露目された。
山田監督は「ここで初めてロケをしたのは52年前。当時は自動改札ではなくて、駅員さんがハサミを入れていた」と回顧。当時の面影が残る同駅で「昔の風景をとどめてほしいと願っています」と訴えていた。
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一方の倍賞は「何度この駅で『お兄ちゃん(寅さん)、いつでも帰ってきて』と語りかけたことか…」と懐かしそう。ホームの柱にはロケ中の貴重な写真や名ぜりふなども掲示され、倍賞は「(コロナ禍で)先の見えない毎日ですが、名場面を思い出して楽しんでほしい」と願っていた。