新型コロナウイルス感染拡大防止のため、史上初の無観客開催。2019年のトリに続いて大役を担った歌姫は「アイノカタチ」を熱唱。20年11月に番組ロケで落馬し背骨骨折の重症を負ったが、その影響を感じさせない美声を届け、「皆さんにエールが届くように歌わせていただきました」と笑みを浮かべた。
無観客を逆手に取った演出を駆使。同ホールの1階客席の半分以上を潰してステージを拡大したほか、局内の別スタジオからの中継をつなぐなど3密を回避。総合司会を務めるウッチャンナンチャンの内村光良(56)は「今年、私たちの生活は一変しました。人との触れ合いは制限され、なんかもどかしい気持ちで…。でもそんなときに力をくれたのが歌でした。皆さんが笑顔で来年を迎えられますように」と願った。
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初出場の覆面ボーカルグループ、GReeeeNはAR(拡張現実)を用いた映像演出で“顔出し”し、連続テレビ小説「エール」の主題歌「星影のエール」の紅白SPを熱唱。同じく初出場のNiziUは「Make you happy」を披露。マイクトラブルによりイントロ時は8人だったが、その後は9人全員で“縄跳びダンス”をパフォーマンスした。
勝敗は紅組に軍配が上がり、通算成績は32勝39敗に。NHKホールは改修工事に入るため、21年の紅白は東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催、放送される予定。