同局広報担当者は「当初から企画終了に合わせ閉鎖は決まっていた」と述べ、批判を受けての削除ではないとした。識者からは「説明もなく削除するのは、公共放送として責任を果たしていない」との声も出ている。
ツイッターは「もし75年前にSNSがあったら」という設定で昨年3月に始まった。1945年8月20日の出来事として投稿した「朝鮮人だ!」「乗客を窓から放り投げた」などの内容が差別扇動だとして市民や被爆者から抗議を受けた。
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同局は昨年12月31日付でツイッターのアカウントと、投稿を転載していたホームページ(HP)を削除。45年8月1~15日分に当たるツイートと一部記事だけを新たに同局の「核・平和特集」のブログに転載した。批判を受けたツイートはなくなった。
インターネットに詳しいジャーナリストの津田大介氏は「削除されると検証ができなくなり、問題の投稿も無かったことになってしまう」と問題視。「アカウントを残して経緯を説明するのが望ましい。削除するとしても、局のHPで総括し、説明を尽くすべきだ」と述べた。