ＬＶＭＨ、ティファニー買収完了　宝飾品事業強化「成長の加速を確信している」

　フランスの高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」（ＬＶＭＨ）は７日、米宝飾品大手ティファニーの買収を完了したと発表した。クリスチャンディオールやヘネシーなど７０超の高級ブランドや企業で構成するＬＶＭＨは宝飾品事業の強化を進める。
　ＬＶＭＨのベルナール・アルノー会長は声明で「ティファニーは米国を象徴するブランドで愛の代名詞だ。成長の加速を確信している」と表明した。ルイ・ヴィトン幹部だったアントニー・ルドリュ氏がティファニーの最高経営責任者（ＣＥＯ）に任命された。

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　ＬＶＭＨは２０１９年１１月に約１６２億ドル（約１兆６７００億円）でティファニーを買収することで合意。新型コロナウイルスの流行などを理由にいったん撤回後、再交渉を経て買収額を約１５８億ドルに引き下げることで改めて合意した。ティファニーは昨年１２月３０日の臨時株主総会で買収計画を承認した。（共同）