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女優、大竹しのぶ(63)の主演舞台「フェードル」が10日、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで開幕した。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受け、当初8日だった初日公演を中止。協議の結果、販売済みチケットを全て払い戻しにし、劇場収容率を50%に見直し、午後8時までに上演が終了するようにスケジュール変更するなど、対策を講じて2日遅れで幕を開けた。
大竹は「この状況の中での幕開けは、正直に言って不安でもあります。それでも来てくださるお客さまのために1回1回を、一生懸命演じるだけです。うねるような、湧き上がるエネルギーを同じ空間で共有できたら、それが明日への活力になるのなら、劇場のあるべき意味が伝えられたということになります。劇場は今、絶対に必要なのかと問われれば違うかもしれません。それでも私たちは幕を開けることを選びました。万全の対策でお待ちしていますとしか言えませんが、あとは舞台の上で必死に生きるのみです」とコメントした。
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共演の林遣都(30)は「大竹さんが高めてくださった士気のもと、細心の注意を払いながら稽古を重ねてまいりました。観に来てくださる方1人1人に感謝し、大切に演じていきたいと思います」と力を込めた。