昨年10月に車を運転中、バイクと衝突して乗っていた2人を負傷させて逃走したとして、自動車運転死傷行為処罰法違反などの疑いで逮捕・送検された俳優、伊藤健太郎(23)が25日、不起訴処分となった。
東京地検は、示談が成立して2人が処罰を望んでいないことから過失傷害容疑は起訴猶予とし、ひき逃げ容疑は犯意が認められず嫌疑不十分にしたと説明。
伊藤はこの日、ツイッターなどに直筆の謝罪文を掲載。「この度は、私の自覚の足りなさ、未熟さによって起こした交通事故のために、関係者、ファンの皆様に多大なるご迷惑ご心配をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。また、被害者の方にも改めて心からお詫びを申し上げます」と猛省している。
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複数の関係者によると、伊藤側には今回の事故で契約を打ち切ったCMの企業やテレビ局、舞台関係者から総額約7億5000万円の損害賠償を求められており、伊藤本人が今後、関係者に謝罪行脚するという。
昨年10月30日に釈放されてから約5カ月。伊藤は東京を離れ、千葉県の知人宅で自炊しながら、ファンからの手紙に返事を書いたり、自分の作品を見直すなど謹慎生活を送ってきた。周囲には「俳優に復帰したい」と語っている。会見はしない予定だが、何らかの形で公の場で心境を話す機会も出てきそうだ。