フジテレビ系情報番組「とくダネ！」（月～金曜前８・０）が２６日、最後の放送を迎えた。エンディングでＭＣを務めるキャスター、小倉智昭（７３）が「皆さん本当に、長い間、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、２２年の歴史に幕を下ろした。
小倉の「５６４６回目の朝を迎えました」というあいさつで始まった最後の朝。明るい水色のスーツにブルーのネクタイ姿で「何が起こるか分からないので、こんなに明るいスーツを着たことはなかった」と照れくさそうに話し、隣に立つ男女お笑いコンビ、メイプル超合金のカズレーザー（３６）を「真っ赤な人と一緒にやるなんて、考えてもみなかった」をイジり、笑いを誘った。
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中盤では俳優、寺尾聰（７３）がサプライズで登場。番組でのインタビューをきっかけに友人関係になったという寺尾から花束を贈られると「俺ね、聰が来たらダメだわ」と目元をぬぐった。
エンディングでは「ラストメッセージ」として、視聴者や番組関係者に「私を支えてくれたスタッフの皆さん、それからキャストの皆さん、スポンサー、何よりもテレビの前で応援してくださった皆さんに心から感謝をいたします。本当にありがとうございました」と感謝。２９日スタートの後継番組「めざまし８」でＭＣを務める俳優、谷原章介（４８）と同局の永島優美アナウンサー（２９）にエールを送り、最後は「皆さん本当に、長い間、ありがとうございました」と深く頭を下げた。
小倉の「ラストメッセージ」全文は以下の通り。
２２年間、本当にありがとうございました。私を支えてくれたスタッフの皆さん、それからキャストの皆さん、スポンサー、何よりもテレビの前で応援してくださった皆さんに心から感謝をいたします。本当にありがとうございました。
きょう、フジテレビへ向かうレインボーブリッジから、朝日がとてもきれいだったので、初めて朝日の写真をレインボーブリッジから撮りました。フジテレビの球体も写そうと思ったんですが、なぜかシャッターが下りないんですよね。あれ？っと思ったんですが、どういうことだったんでしょうか。
でも、番組をやるというのは自分１人ではできない、皆さんに応援してもらわないとできない、それを思い続ける２２年間でした。本当に１人ではここまでやれなかったですし、こんなに長い間できるとは思ってもおりませんでした。
来週から「めざまし８」という番組が始まります。俳優の谷原章介さん、フジテレビのドラマにもたくさん出てくださっております。最近は司会でも活躍なさっていて、英語も話せば中国語も話すというふうに聞いております。情報番組で初めての司会だと思うんですが、応援してあげてください。
そして、永島優美アナはご存じのように「めざまし（テレビ）」で今まで頑張ってきました。彼女の得意なのはダンスです。関学時代に培ったダンスをですね、今まで朝早くてちょっと踊りにくかったかもわかりませんけど、「とくダネ」は若干体がほぐれる暖かい時間ですから、ぜひ番組で披露してください。
何よりもうれしいのは、「とくダネ」を支えてくれた、今まで頑張ってくれたスタッフの大勢が「めざまし８」に残っていい番組を作ろうと言っております。皆さん応援してあげてください。
谷原くんがこの前、朝にあいさつに来てくれました。「小倉さんの８時の時間を汚さないように」というふうにおっしゃってたんですが「いやいや、そんなこと考えないでいいです。あなたの好きな番組を、あなたの好きなように作ってください」というだけお願いしてきましたので、来週の月曜日からは私も１人の視聴者として、見させてもらいたいと思います。「めざまし８」、ぜひ期待してください。
皆さん本当に、長い間、ありがとうございました。