韓国の聯合ニュースは11日、複数の韓国政府消息筋の話として、北朝鮮が3000トン級の潜水艦の建造作業を終え、進水式の時期を探っていると米韓情報当局がみていると報じた。韓国軍や情報当局は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)3発を搭載可能と判断。消息筋は「北朝鮮が米国への圧迫の極大化など、戦略的効果を狙って進水式のタイミングを計っている」との当局の見方を明かした。進水式で公開後、潜水艦からSLBMを発射する可能性もあるとしている。
北朝鮮東部・新浦の造船所にある大型の建物内部で旧式の「ロメオ級」を改造したもので、全幅7メートル、全長80メートル前後とみられるという。聯合によると、北朝鮮は3000トン級のほかにも4000~5000トン級と推定される中大型の潜水艦1隻も建造中で新型SLBMが搭載される見通し。 北朝鮮メディアは2019年7月、金正恩朝鮮労働党総書記(当時は委員長)が新たに建造した潜水艦を視察したと報道。情報当局が注視してきたが、建造作業が建物内部で行われたため、米国の偵察衛星でも把握は困難だった。(共同)
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