下着メーカー大手2社の2021年3月期連結決算が14日、出そろった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などで店舗での販売が苦戦し、ワコールホールディングス(HD)、グンゼとも売上高が減った。
両社とも巣ごもり消費でインターネット通販が好調だったが、店舗販売の落ち込みをカバーできなかった。
ワコールHDの売上高は前期比18・5%減の1522億円。純利益は世界的な株高を背景に有価証券関連の評価益を計上したため約2倍の70億円となった。
グンゼの売上高は11・9%減の1236億円、純利益は51・1%減の21億円だった。食品包装用フィルムなど一部で好調な製品があったものの主力の下着の落ち込みが足を引っ張った。
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