福島県は14日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県独自の「非常事態宣言」を全域に出すと決定した。15~31日の間、飲食店に営業時間の短縮を要請する。
国に求めていた会津若松市へのまん延防止等重点措置の適用が見送られ、内堀雅雄知事は記者会見で「知事が危機感を持って要請した場合は(国は)より柔軟に対応してほしい」と苦言を呈した。
県内の13日時点の病床使用率は86・6%に達し、内堀氏は「手術や入院の延期など通常の医療に影響し、感染確認されてもすぐに入院先が見つからない状況だ」と危機感を示した。感染者が急増している会津若松市については、引き続き重点措置の適用を国に求める。
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県独自の宣言では県民に不要不急の外出自粛を要請する。時短営業をする飲食店には規模に応じて協力金を支給する。