カジノ汚職で贈賄側、事業参入狙いIR枠5カ所に拡大要望

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カジノ汚職で贈賄側、事業参入狙いIR枠5カ所に拡大要望
 日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、東京地裁は26日、収賄容疑で逮捕された衆院議員、秋元司容疑者(48)らの勾留を来年1月4日まで認める決定をした。疑惑の全容解明を目指す東京地検特捜部は年末年始を通して厳しい取り調べを行うとみられる。また、中国企業「500ドットコム」側が内閣府副大臣でIR担当だった同容疑者に、IRの整備地域を5カ所に増やすよう要望していたことも関係者への取材で判明した。 「500」社側が、秋元容疑者にIRの整備地域を5カ所に増やすよう要望していたのは2018年1~3月頃だった。東京地検特捜部は、内閣府副大臣でIRを担当していた同容疑者に要望することでIR事業参入の機会を得ようとしたとみて、両者の間であったとされる現金などの授受との関連を捜査している。 また、秋元容疑者が「500」社から受け取ったとされる現金300万円の授受は、衆院解散当日の17年9月28日だった。選挙の陣中見舞い名目だった疑いがあり、特捜部は不正な資金が同容疑者の選挙費用に充てられた可能性もあるとみて調べている。 「500」社は18年1月、北海道留寿都村で計画されていたIR事業への出資を表明。関係者によると、その頃から秋元容疑者に対し、整備地域の増加を求めていた。 特捜部は26日、事件の関係先として、都内にある大手パチンコチェーン本社を家宅捜索した。同社は秋元容疑者と関係の深い都内のコンサルタント会社と取引があり、同容疑者の資金の流れを調べている。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) カジノ汚職で贈賄側、事業参入狙いIR枠5カ所に拡大要望