【いざ、さらば　’１９惜別人】「風見鶏」中曽根康弘、「４００勝」金田正一ら

　元号が平成から令和に変わった２０１９年、多くの著名人が鬼籍に入った。この１年の物故者を振り返る。　金田正一はプロ野球で歴代最多４００勝を達成し「史上最高の投手」と呼ばれた。ロッテで監督も。プロレスラー「ザ・デストロイヤー」のリチャード・ベイヤーは力道山やジャイアント馬場と名勝負を演じ、テレビ番組でも人気に。陸上の女子長距離の指導者、小出義雄は五輪金メダリストの高橋尚子（４７）らを育てた。　俳優の梅宮辰夫は映画「仁義なき戦い」などで活躍した。ジャニー喜多川はジャニーズ事務所の創業者で、ＳＭＡＰや嵐など数々の男性アイドルを育てた。　映画「羅生門」や「雨月物語」に出演した女優の京マチ子は国際的スターとして人気に。俳優でミュージシャンの萩原健一は「ショーケン」の愛称で親しまれた。恐喝未遂容疑などで逮捕のスキャンダルも。　漫画家のモンキー・パンチは人気アニメ「ルパン三世」の原作者だった。（敬称略）★海外では　欧州統合の深化に貢献し大相撲を愛する親日家だったフランス元大統領、ジャック・シラク（８６歳、９・２６）、映画「イージー・ライダー」主演の米俳優、ピーター・フォンダ（７９歳、８・１６）、フィンランドのノルディックスキー・ジャンプ男子で活躍した「鳥人」マッチ・ニッカネン（５５歳、２・４）、自動車のＦ１シリーズで年間総合王者に３回輝いたオーストリアのレーサー、ニキ・ラウダ（７０歳、５・２０）ら大物の訃報が続いた。（敬称略、死去した月日は現地時間）