落語家・桂伸乃介さん、急性骨髄性白血病で死去　６６歳

　落語家、桂伸乃介（かつら・しんのすけ、本名・伝川博）さんが１日午前１時１０分、急性骨髄性白血病のため都内の病院で亡くなったことを３日、落語芸術協会が発表した。６６歳だった。通夜は９日、告別式は１０日、東京都杉並区の堀ノ内斎場で営まれる。　伸乃介さんは１９７０年に十代目桂文治に入門。「桂ひろ治」を名乗る。７６年に二つ目に昇進し「桂伸乃介」となり、８６年に真打に昇進した。　得意演目は「長短」「ろくろっ首」「千早ふる」「真田小僧」など。先代文治師匠の演目や滑稽噺を軽妙に演じ、その高座は寄席の番組には欠かすことのできない存在だった。昨年１２月１４日のお江戸広小路亭での「千早ふる」が最後の演目となった。