【ジャナドル日記 上石菜月】シェアハウスで暮らした思い出

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【ジャナドル日記 上石菜月】シェアハウスで暮らした思い出
 みなさんお元気ですか? なっちゃんこと、上石菜月です! 上石菜月  今回は私が上京してきてすぐに、シェアハウスで暮らしていた時のことを思い出してみようと思います。神奈川県のシェアハウスで暮らしていました。知らない街での一人暮らしが寂しかったので、友達ができたらいいなぁと思ってシェアハウスを選びました。50世帯くらいある結構大規模なシェアハウスでした。  水周りが全て共同で、シャワールームも7部屋ほどあり、トイレも各階にありました。キッチンも充実していました。10人くらいワイワイしても余裕なくらい厨房も大きくて、IKEAのおしゃれなブルーのお皿が使えたのが嬉しかったです!  冷凍パンが定期的に冷凍庫に補充され、なんと好きな時に食べてよかったのです。大きなオーブンに放り込んで焼き、ほくほくな香りのする焼きたてパンが食べられる幸せ!焼きたてのパンはどれも美味しいけど、クロワッサンは特に絶品でした。  共同のリビングルームには、大きなテレビと机とソファがあって、住民が好きな時間にリビングに行って厨房で作ったご飯食べたり、テレビを見たりしてのんびり過ごしていました。  誰がいても、しゃべってもしゃべらなくても同じ空間にいることを受け入れてくれる空気が心地よかったです。仲がいい人同士でコミュニティができる学校とは違う空気感を初めて味わい、これが大人かぁって感じました。  引っ越してきて、数日経ったある日、まだ荷物も少なくガランとした私の部屋に親指サイズのクモが出たんです。部屋のど真ん中に、私が虫の中でも一番苦手なクモ。子供時代に数々のトラウマを植え付けてきた奴です。トイレの隅にいるクモが怖くて入れず、膀胱炎になりかけたこともあります…。  部屋に入れずに廊下をウロウロしていたら、ちょうど部屋を出てくるガタイのいいお兄さんがいました!「あ、あの…初めまして、クモを退治して下さい…」と声をかけると、「…えぇ」と苦笑いで見かけとは裏腹にクモをティッシュで優しく掴んで外に出してくれました。  これで、私の穏便な生活が戻りました。一人暮らしの家にクモが出ていたらどうなっていたことか…シェアハウスでよかったと思った出来事でした。  朝ご飯を共同のリビングで食べていると、ミュージシャンを目指して庭で毎日曲作りに励む女の子や、元ホストで今はベンチャー企業に勤める男の子など、いろんな人に出会うことができました。  ドラマの中にしかいないと思っていたような生き方をしている人たちが目の前にいて、東京(神奈川?)って、自由な場所だな、なんでもしていいんだなぁって思いました。  大きな荷物の配達があった時に、一緒に部屋まで運んでくれたり、留守の際には荷物を代わりに受け取ってくれたり。優しい人が多い事にビックリしました。  シェアハウスに住んで、都会で暮らすということの印象が憧れから安心感へと大きく変わりました。その時に感じたいろんなことが、今の生活に繋がっているなぁって思います。  ちなみに、やっぱり私は人々とわいわいお話しするのが苦手で、結局最初の目標である友達はできませんでした…。おしまい>< 上石菜月(かみいし・なつき) 平塚競輪LIVE中継アシスタントを務める。1995年8月20日生まれ。24歳。岐阜県出身。154センチ、B81W62H88。血液型O。趣味は歌、競馬、競輪。特技、AI研究、ハンダ付け。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【ジャナドル日記 上石菜月】シェアハウスで暮らした思い出